からっぽの命

いつだって誰にもわかってもらえなかったし

今だって誰かにわかってもらおうなんて思わない

認めてくれる人なんかいるはずもないし

あなたたちに認めてもらいたいとも思わない

強がりなのかもしれない

ずっと　誰にも理解してはもらえなかった弱者の

孤独な強がり

だからなに？

だからこそ　もう期待するのはやめたんじゃないか

わかってもらおうとする努力をやめてしまったんじゃないか

何一つ報われなかったことを　私は忘れない

頭から信じてもらえなかったことを　忘れないよ

いまさら　誰に何の遠慮がいる？

だから思うんだ　容易に貫き通せるんじゃないかと

今までも理解してもらえなかった　

これからも理解してもらえるはずのない　私の想いを

ほら　周りを見たって

私に失うものなんかない

いや　本当は最初から

私には　何もなかったんだ

からっぽの命だけ

それが　私の人生